多くの方は、自分の「死」はずっと先のことと思って生きているか、死ぬことより今を生きる方が大変と思ってお られるでしょう。今は特にそうです。死ぬことより、生きることの方が大変と思っている人が多いと思いますが、そう ではないのですよ。  「自分がどういう死に方をしたいかを考える」  これが、今年お伝えている“間(ま)”になるのです。  分かりやすく申し上げれば、病気で病院で死ぬか、自宅で老衰で死ぬか。いずれはどちらかに決めなければな らないのです。  死は、今日、来るかもしれません。  死を先に学ばないで、今日をどう生きたらいいかばかりを考えるから、文句が出てくるのです。  自分がどういう死に方をするか決めれば、自分の生き方、今日をどう生きるかが変わってきます。  病気になりたくなければ、暴飲暴食をしないとか、夜遊びはしないとか、タバコは吸わないとか、ライフスタイル から変えなければなりません。しかし、大抵の人はそんなことまで考えていません。やりたいようにしています。  病気になって初めて氣づくのです。  それで死ぬ人もいれば、手術で生きる力を半分失って残りの人生を生きる人もいます。  自分がどのように死を迎えるかを考えれば、日々の意識は自ずと変わるはずです。この大切さを私はいつも元 旦にお伝えしてまいりました。「全生時(ぜんせいどき)」の迎え方です。 1年に一度見直す 自分がどういう死を迎えるのか、死んだ後にどうしてほし いのかを1年に一度見直して、書き遺しておくことです。年始の講演会で「書き遺している人はいますか」とお伺い しますが、殆どの方がやっておられません。残念なことです。死んでからでは遅いのです。  書き遺せないのは、自分の死に方を決めていないからです。  どういう死に方をするか決めれば、どう生きるかを考えることになります。...
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